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楽譜が読めても、読めなくても・・・・   

東北出身のMさんは、幼い頃三味線をお姉さんと弾いていたと話してくださったのが
キッカケでした。もしかしたら、さぐり弾きで、ピアノが弾けるのでは・・・・
子守で忙しかったので学校へは満足に行けず、校庭でオルガンの音を聴いていたと
嬉しそうにキーボードを触ってくださいました。
そして、突然音を探しはじめたMさん。
美空ひばりの東京キッドが流れてきました!
まさか、弾けるなんて思っていなかったと、Mさん自身もビックリ大感動だったけど
それ以上に周囲のみんなは涙涙でした!

自宅での介護は無理となったため、老健での生活をすごしていらしたMさん。
キーボードで「生きがい居るがい」を発見後は、問題行動も激減されたとか・・・
4年前の出来事でした!
その後、特養に移られたMさんですが、お元気かな?

クリスチャンのTさんは、女学校時代習った「ローレライ」をドイツ語で歌われていました。
でも、「ローレライ」を知らないスタッフには何かブツブツ言っているようにしか・・・・
ナゾが解け、スタッフから尊敬の眼差しがTさんに....(喜)
70年ぶりにピアノを弾いたと嬉しそうに次から次に演奏してくださったkさんは88歳。
お好きな曲は「君よ知るや南の国」。
イタリア語で歌ってくださいましたが、17・8歳の乙女のお顔でした。

楽譜が読める読めないは無関係ですね。
音楽を愛する気持ちがドラマを生むことを学び、貴重な体験をさせていただきました。

by poco-a-poco-music | 2004-09-03 10:15 | 音楽の不思議な力&音楽セラピー

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